気仙沼での暮らし方 コラム#2-1 海のまちで暮らすということ
2024年11月26日
海のまちで暮らすということ
魚市場が好きだ。
これまで魚市場とは無縁の人生だったけど、
気仙沼に来てから用事があるわけでもないのによく行っている。専用の見学通路があり、誰でもその様子を見ることができる。普段、意外とお目にかかれない漁師さんも。
魚市場は朝が良い。
カツオがザバーっと船から水揚げされ、専用のレーンを通り大きさによって振り分けられていく。
市場中をフォークリフトが行き交う。かなり手慣れた操縦だ。気仙沼の魚市場は競りではなく入札によって魚を買い付けるので、大勢がパネルの前に集まって、入札結果を待つ。
ここでしか味わうことのない独特の緊張感がある。
魚市場は気仙沼の中心だ。まちの脈が動いているのを感じられる。ここにくると「今日も一日頑張ろう」と元気が湧いてくる。
「いつもありがとうございます、おつかれさまです!」と、見学通路から水揚げを眺めながら、心でつぶやく。
photo by asami iizuka
ほかにも気仙沼の暮らしに関するコンテンツ発信中!
Instagram「海と暮らせば」はこちらから