気仙沼での暮らし方 コラム#1-3 自分にとって「豊かな暮らし」ってなんだろう。

気仙沼で今起こっていること、ここで生きる人たちのことを知って、持続可能なあり方を考えたくて始めたInstagramメディア「海と暮らせば」。 自分にとって、社会にとって、地球にとって、幸せな生き方ってなんだろう?という問いを気仙沼で考えています。

自分にとって「豊かな暮らし」ってなんだろう。

 

国道45号線沿いの駐車場に車を停めて少し歩き、小道を抜ける。そこにはあかりが灯り人が集まる一軒家がある。
「ゲストハウス 架け橋」。 @kesennuma.gh_kakehash

気仙沼の中心地から少し外れたエリアにある宿だ。玄関を開けると、スタッフのみんなが迎えてくれた。
みんな晩ごはんの準備で忙しそう。今日もいつもどおり賑やかだ。

今日のメニューはたこ焼き。わいわいと話しながらみんなで作る。
ここでは、泊まりにきたゲストも、地域の人も、気仙沼への移住者も、みんな交ざって一緒に晩ごはんを食べる。
年代も肩書きも違う多様な人たちと食卓を囲む機会って、気仙沼に来るまであんまりなかったな。

家族とも、友人とも違う。
だけどみんなで話していると、なぜか安心する。
旅人にとっては非日常で、架け橋の人たちにとっては日常。

この瞬間、この場所に集まっている人たちで、かけがえのない時を過ごす。
ここで生まれる特別な体験や心に刻まれる記憶は、これまで架け橋を訪れてきた人たちの人生をそっと支えているような気がする。
新しい価値観に出会えて、気軽に帰れるもう一つの家。またすぐに、ここに帰ってこよう。

 

photo by asami iizuka

 

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